#振り返り

これまでの会社生活などの振り返りや時事

モニタリング検査

やっと、無症状者を対象とするPCR検査をやるらしい。このような科学的な疫学調査の必要性は、1年前から、このブログでも明らかにしている。
どうせなら、無作為なモニタリングにとどまらないで、例えば、家庭、学校、病院、職場、職種など、カテゴリーや集団ごとの検査をやらないのだろうか。
症状がない感染者がいる限り、濃厚接触者に片寄った検査だけでは、クラスター潰しも上手くはいかない。
その濃厚接触者の検査も、傍目にはよく分からない基準で、裾切りが行われているらしい。
例えば、勤務者が感染しても、職場の幅広い範囲での検査は行われていないようだ。
折角税金を使って検査するのだから、科学的評価につながる方法を模索してほしい。
相変わらず、食事前後のマスク着用は、徹底されていない。テーブルにアクリル板や除菌液をおいている飲食店は多くない。空いているのに、わざわざ側に座る人がいる。
医師会の長は、「外に出るな、感染するな」と言うだけで、病院の連携を含む感染症治療態勢の強化など、自らに責任の多くがあることには、全く触れようとしない。欧米より格段に感染者が少ないのに、直ぐに受け入れに支障が出るのは、不作為の罪といいたい。
その指標の病床占有率にしても、その具体的定義があいまいで硬直化しているから、さじ加減で変わる。
データ処理も、アナログがまかり通ってIT化が進まず、手間がかかり、間違いも多くなる。。応援態勢も融通が効かないから、超過勤務も多くなる。
このような非常時には、組織の脆弱性が露になる。あらゆる面での不断の検証と具体的な改善対策が必要だ。
いつまでも、非常事態宣言だけに頼らないで、具体的な対策を明らかにしてもらいたい。